インナーソールとは靴の中に入れる、取り外しができる中敷きやインソールの事を言います。靴ではアッパーソール、ミドルソールという言い方をしますが、この言い方からインソールをインナーソールという人もいるようです。
しかしインナーソールをアマゾンや東急ハンズで調べてみると、種類がとても多く、どのインナーソールを選べばいいのか迷ってしまいます。そこで今回はおすすめのインナーソールについてご紹介していきます。
インナーソールの種類とは
そもそもインナーソールっていつ頃発売されたのですか?靴は数千年前のミイラが履いていたということを聞いたことがあります。
よく知っていますね!靴は数千年の歴史があります。でもインナーソールは100年も歴史がありません。
おすすめのインナーソールのご紹介する前に、インナーソールの歴史について学んでいきましょう。
インナーソールが表舞台に出たのは今から100年前の1929年になります。靴の歴史は5000年以上もあるのに、インナーソールが出たのは最近なのです。ちょっと意外ですよね?
なぜ靴よりも遥かに遅れてインナーソールが出てきたのかというと、それは現代でも問題になっている、「あること」が原因なのです。
インナーソールが開発されたのは運動不足
インナーソールは1929年にスポルティング社から発売されました。スポルティング社はバスケットボールで有名ですね。それには整形外科会から強い要望があったと言われています。初めて開発されたインナーソールはアーチサポートと言われるタイプのインナーソールです。今でこそ脱臭や抗菌、クッションなどいろんな種類のインナーソールが発売されていますが、元々はアーチサポートがインナーソールの役目なのです。
なるほど!整形外科からの要望があって開発されたんですね。
当時は産業革命真っただ中で、船や電車、車が発展してきました。一方で弊害もあって運動不足によって足の病を抱える人が増えたのです。
足の病と運動不足って関係性があるんですね!
アーチサポートとは
インナーソールを語る上でアーチの理解は必要不可欠です。まずはアーチについて理解を深めていきましょう。
- 外側縦アーチ
- 内側縦アーチ
- 横アーチ
人間が二足歩行する上でアーチはなくてはならない存在です。アーチがある動物は二足歩行する人間だけなのです。なぜ3つのアーチがあるのかというと、カメラの三脚をイメージしてみると分かりやすいかもしれません。
三脚は一脚にしてしまうと安定して立たせることができなくなります。3点支持は直立するためには必要不可欠なのです。
しかし問題はアーチは靭帯や筋肉から構成されているため、運動不足によってアーチが崩れる可能性があるのです。じつはこれがインナーソールが開発された理由です。1922年にフォードが一般車を発売。また汽車が普及して人間が直接歩くことが少なくなり、運動不足が深刻化したため、アーチサポートのインナーソールが1929年に初めて開発されたのです。
アーチが低下するのは足にいろんな怪我や障害をもたらします。
こちらの動画を見るとランニングなど、足に負担がかかると足首が倒れてしまいます。オーバープロネーションという現象です。これもアーチが低下することで起こる足の症状です。アーチの低下は外反母趾や扁平足、シンスプリントなどの症状を引き起こします。
インナーソールの張り替えにおすすめの方法3ポイント
インナーソールを張り替えるときには、まずは靴の種類を判断することが大切です。靴の種類とは
- インナーソールの取り外しができる
- インナーソールの取り外すができない
- そもそもインナーソールがない
です。
インナーソールがなかったり、外れない場合は、その上からインナーソールを入れても大丈夫ですか?
それは少し待ってください。靴擦れになったり、足が窮屈になってしまうことがあります。それぞれの対応方法について考えてみましょう。
インナーソールの上にさらにインナーソールを敷くと、
- 靴擦れになる
- 足が窮屈になる
- インナーソールが滑る
などの症状が発生します。
接着されている
たまにインナーソールが靴に接着されていることがあります。
その時はドライヤーで温めながら取り外すとうまく取り除くことができます。
そもそもインナーソールがない
革靴に多いですが、インナーソールがそもそも入っていない場合は、そのままインナーソールを入れてしまうと足が窮屈になってしまうことがあります。インナーソールによりますが、だいたい0.5~1.0cmはサイズが小さくなりますので注意が必要です。
インナーソールを入れる場合は事前に大き目の靴を買っておく必要があります。
インナーソールの正しい効果とは
インナーソールと一口に言っても、その種類はたくさんあります。
前述したアーチサポートはもちろんのこと、サイズ調整や脱臭効果、除菌効果、外反母趾対策、扁平足対策、捻挫や疲労対策など様々です。
インナーソールは眼鏡と同じ。矯正はできない
いろんな効果をうたっていますが、結局どんな効果が期待できるんですか?
私はインナーソールの効果は眼鏡と同じだと言っています。眼鏡をしたからと言って視力が良くなるわけではありません。インナーソールも同じで足を矯正するのではなく、痛みや疲労を軽減するものです。
インナーソールを使うと外反母趾が治ったり、扁平足が矯正されるという声もありますが、アーチの低下の原因は運動不足にあります。矯正することは難しいのです。
でもインナーソールを使うことで疲労の軽減や痛いの軽減は可能なので、おすすめですよ。
オーバープロネーションの王道!スーパーフィート
スーパーフィートは初めてオーバープロネーションに着目して開発された靴のインナーソールです。スーパーフィートはアメリカで開発され、整形外科にも推奨されるインナーソール。かかとはオーバープロネーションを防止するために、すっぽりと包み込む特許形状になっています。
評価
ご購入はこちら
靴のインナーソールの老舗!シダス
シダスはスーパーフィートと双璧をなす靴のインナーソールのメーカーです。販売量はスーパーフィートを超えています。シダスの特徴はクッション性と反発性を両立させたインナーソールであることです。クッションと反発性は相反する機能です。
評価
ご購入はこちら
日本発祥!スキーから生まれたCuboid理論
bmzは日本発祥の靴のインナーソールメーカー。インナーソールは海外製が多い中でとても貴重な存在です。なぜなら日本人に合ったインナーソールを開発しているからです。独自の立方骨を支えるCuboid理論でアーチをサポートしています。スキーから自衛隊、サッカー選手などいろんな方が使っています。
評価
ご購入はこちら
バネのようにパフォーマンスアップ!?
バネインナーソールもbmzと同じく日本で開発されたインナーソールです。体の歪みを補正し、足のアーチをしっかりとサポートします。スキーやスポーツだけでなく、ビジネスにも使えるインナーソールです。