インソールの効果は万能ではない!効果を正しく理解しよう!

インソールの歴史はまだ百年も経っていません。しかしたった数十年でインソールの効果について、これほど多く議論されたことはないでしょう。しかし一方で効果について過大ともいえる表現がされていることも事実です。

そこで今回は正しいインソールの効果や知識を持ってほしいと思います。それではインソールの効果についてお話ししていきます。

目次

インソールの効果とは?


インソールは市販品として変えるものと、足病医などの医療機関で作れるものの2種類に分けることができます。整体師で作ってもらえるインソールも市販品と同じ扱いとしています。

要は医療機関で購入できるものは医療用インソール。それ以外は医療用途ではありません。医療用途でないものは、効果について、「***が治る」などの表現を使うことはできません。

このことから、市販品でも「腰痛が治る」「外反母趾が治る」「扁平足が治る」効果など、効果について過大広告がされていますが、そのほとんどが薬事法に違反していると言ってもいいと思います。

インソールの効果はあくまでも生活のサポートであり、画期的に何かの病気を治すような効果は望めません。また以下の記事にも書きましたが、外反母趾はインソールでは対応する効果はありません。痛みを和らげる効果が限界です。

インソールの正しい効果とは


ではインソールはどんなことに効果があるのでしょうか。見ていきましょう!

外反母趾への効果

インソールの外反母趾に対する効果については、すでにお話しています。外反母趾は足のアーチが崩れて起こる現象です。

インソールは外反母趾によって足が痛くなった方に対して、痛みを和らげる効果があることが研究からもわかっています。しかし外反母趾が重度の場合、インソールを使っても効果がないことも分かっています。

外反母趾で痛い方には、カスタムメイドインソールでアーチを整えて、痛みを和らげる効果は期待できます。

腰痛への効果


次に効果として多いのが腰痛対策の効果を謳っているインソールです。腰痛の効果としては、痛みを和らげることや衝撃を緩和することは可能ですが、根本的な要因はインソールだけでは効果があまりないのが実情です。

腰痛用には、硬めのインソールが最適です。衝撃吸収する低反発材料を使ったインソールも世の中にありますが、低反発材料を使ったクッション性インソールは、足の裏の痛みには最適ですが、関節への効果についてはNGです。

こちらの記事でも解説していますが、クッション性は不安定で横滑りしやすく、刺激が少なくなり、アーチの支持効果もありません。足底筋膜炎など、足の裏が痛い方には効果はありますが、腰痛持ちは使わないほうがいいでしょう。

オーバープロネーション


オーバープロネーションとは普段生活している時には何も問題がありませんが、ランニングなど足に負担をかけるスポーツなどをすると起こる症状です。

上の絵のように足に負担をかけると足首が倒れる症状です。

この動画のように歩くと足首が曲がっています。このまま走ったりスポーツを続けていると、そのうち深刻な足の病気が怪我をすることになります。

インソールはオーバープロネーションをサポートする効果があります。

アーチサポートタイプのインソールがオーバープロネーションに効果があります。

オーバープロネーションになる人はどんな人?

この症状はレントゲンを撮っても分かりません。ほとんどの方が何も感じずに過ごしています。

しかしオーバープロネーションは足のアーチが低下して起こる症状です。アーチは筋肉や靭帯で構成されていて、運動不足になるとアーチが低下してオーバープロネーションになります。

ダイエットや運動不足を解消するためにスポーツをした人は、オーバープロネーションになっている可能性があるので、アーチサポートのインソールを履くことをおすすめします。

タコ・魚の目対策


タコやウオノメは足にかかる衝撃が一部分に集中することで、その部分を保護しようと硬くなる症状です。

インソールは足裏にかかる圧を均一にする効果がありますので、タコやウオノメ対策に有効です。

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この記事を書いた人

Nakayamaのアバター Nakayama 代表取締役

2015年にインソールBiontechに出会い、インソールや足、靴の勉強を始めながら代理店としてスタートしました。当時は右も左もよく分からない状態でしたが、いろんな方の助言や指導を下にBiontechの拡販と行っております。
執筆については代表の私が直接執筆しております。
他にも写真撮影やレビューなどを行っております。
インソールを8年販売してきた経験からインソールや靴、足に関するコンテンツの作成と監修を行っております。

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