オーバープロネーションの原因は運動不足?無理しない改善方法

オーバープロネーションの原因って何でしょうか?その対策も教えてほしいです

こんな疑問にお答えします。

この記事では

  • オーバープロネーションの原因とは?
  • オーバープロネーションのおすすめの対策について

ご紹介いたします。

目次

オーバープロネーションの原因は運動不足?無理しない改善方法


最近マラソンやランニングでオーバープロネーションになる人が増えています。せっかくダイエットのつもりでランニングを始めたのに、オーバープロネーションで足をけがしてしまったなんて話も。

今回はオーバープロネーションの原因についてお話ししたいと思います。せっかくダイエットのためにランニングを始めたのに怪我の原因にならないようにしましょう。

オーバープロネーションとは

まずはオーバープロネーションとはどういう症状なのかをお話しします。

文書で説明するよりは動画を見ていただいたほうが理解ができますので、こちらをご覧ください。

オーバープロネーションの歩き方

どうでしょうか。歩いているときに足首が倒れていることが分かると思います。この症状がオーバープロネーションと言われる足の症状です。

オーバープロネーション自体は足の病気ではありませんが、オーバープロネーションが原因で捻挫になったり、シンスプリントや外反母趾にまでなってしまう恐ろしい症状なのです。

ランニング経験者の80%がオーバープロネーション!?


ランニングの最中に足首がこんなに曲がっていることを知ったら、ぞっとしませんか?ランニング愛好者の7-8割はオーバープロネーションになって走っていると言われています。

ほとんどの人がオーバープロネーションで、足首がグニャリと曲がった状態でランニングしているのです。すごい危険な状態になっていると思いませんか?

オーバープロネーションになると足の故障する危険度が上がるというのは、よくわかると追います。

しかも7-8割の確率でオーバープロネーションになっているのです。

オーバープロネーションによって引き起こされる症状とは


オーバープロネーションになると様々な病気が起こります。その病は大きく分けて2つあります。その二つとは、アーチが原因とする症状と、足首の回転によるものです。

アーチに起因する症状


オーバープロネーションになる原因は後ほどお話ししますが、足首が過剰に回転するのは、アーチの低下が主要因です。そしてオーバープロネーションになっている人は、以下のような症状をかかえていることがとても多いのです。

外反母趾


外反母趾はアーチの低下によって引き起こされます。オーバープロネーションとアーチの低下は密接な関係があります。外反母趾はヒールやパンプスなどの靴が原因と思われている方も多いですが、靴は副次的な要因に過ぎず、直接的な外反母趾の原因ではありません。

事実、靴を履く習慣がない裸族でも外反母趾になっている人がいます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

足底筋膜炎

外反母趾と同じく、足底筋膜炎もアーチが関係する足の病です。朝起きたときに足の裏が痛くなる方は足底筋膜炎になっている可能性があります。

扁平足


扁平足は女性に多い足の症状です。足裏を見ると土踏まずがなくなっているのですぐにわかります。

土踏まずがなくなっているのは、アーチが低下していることが主要因です。

足首の回転に起因する症状

オーバープロネーションになると、足首が内側に傾きますので、足首や脛(すね)、腰などいろんな脚の部位に影響を与えます。

くるぶしの痛み

オーバープロネーションになるとくるぶしに負担がかかります。その結果くるぶしに痛みを伴う可能性があります。

捻挫

スポーツ競技のほとんどの障害は捻挫だと言われています。そして捻挫になりやすい人は、足首が過剰に回るオーバープロネーションになりやすい人が引き起こしています。

特にジャンプすることが多いサッカーやバレーボール、バスケットボールをする方に多い症状です。

シンスプリント


シンスプリントはスネの骨に付着する筋肉が過剰に引っ張られて痛む症状です。オーバープロネーションになることで筋肉が必要以上に引っ張られてしまい、シンスプリントになります。

部活を始めたばっかりの新入部員生がよく起こす足の症状であるため、オーバーユース病という呼び名もあるほどです。

関節炎

オーバープロネーションは関節や筋肉、靭帯に多大な負担をかけます。

その結果関節炎になる可能性があります。

腰痛


腰痛は一見脚と関係なさそうですが、オーバープロネーションのように足が曲がる動きをしていると、そのバランスを調整するために、腰にまで負担をかけます。

これらの症状にひとつでも当てはまった人は要注意です。オーバープロネーションの可能性がありますので対策をしていきましょう。

オーバープロネーションの確認方法


では次にオーバープロネーションの確認方法についてお話ししていきたいと思います。オーバープロネーションかどうかについては、レントゲンなどの診察では分かりません。医療機関にいってもおそらく分からないでしょう。なぜかと言えば、答えはカンタンです。

もう一度動画を見てください。

走っているときにしか分からないからです。オーバープロネーションになっている人は、普通に立っている時は、足首は曲がっていないのです。また、オーバープロネーションはアーチの低下が原因だとお話ししました。アーチは靭帯や筋肉で出来ていますから、レントゲンをとっても診察できません。

では確認方法はないのか。実は簡単に確認できる方法があるのです。

オーバープロネーションの調べ方は?簡単な確認方法


出典:https://www.hamaspo.com/
オーバープロネーションは普段使っている靴底の減り方を確認することで簡単にわかります。

オーバープロネーション過回内)になると内側のアウトソールが減りやすくなります。もし内側のアウトソールが減っていたら、オーバープロネーションを疑ってみてください。

オーバープロネーションになる原因とは


*イラストの転載は可能ですが、必ず本URLを記載ください。無断転載は禁止です

オーバープロネーションになる原因は、「アーチの」低下です。

運動不足によって足底や足首の骨格や筋肉が弱くなると、ジャンプやランニングしたときの衝撃に耐えることができず、足首が曲がってしまいます。

足には3つのアーチがあり、それぞれのアーチがばねのように衝撃を吸収しています。カメラにつかう三脚をイメージすると分かりやすいかもしれません。

アーチは靭帯や筋肉で出来ていますから、これらが弱いと着地の時に衝撃に耐えることができず、足首が過剰に回転してしまいます。

これがオーバープロネーションの原因になります。

オーバープロネーションと膝痛

オーバープロネーションになると、足首が倒れたり、シンスプリントになるため、膝痛を発症することがあります。

いわゆるランナーズニーと言われる症状です。

シンスプリントは別名オーバーユース症と言われていて、新入部員に多いです。

もし膝が痛くなって、オーバープロネーションが疑われる場合は走り方の意識を変えるようにしましょう。

オーバープロネーションの対策

靴屋さんではオーバープロネーション対策に靴を売っています。またオーバープロネーション用のインソールも販売されるようになってきました。

おすすめはインソールでオーバープロネーションを対策することです。

理由はオーバープロネーションの進行具合や、足の形は人それぞれなので、靴ではオーバープロネーションを対策することが困難だからです。

インソールであればいろんな形のオーバープロネーション用インソールが販売されていますので問題ないですが、オーバープロネーション用の靴だと種類も少なく、逆に足首に大きく負担をかけてしまうケースがあります。

インソールの中でも自分の足にフィットできるカスタムインソールがおすすめです。

スーパーフィートやシダスでもオーバープロネーションの対策ができます。こちらの記事にまとめていますのでご覧ください。

テーピング理論のサポーターで対策する

ザムストはカスタムインソールのカスタムバランスを販売する会社が作っているサポーターのブランドです。テーピング理論を使ってグラつく足首をしっかり固定してくれるので、オーバープロネーションの方にぴったり!おすすめのサポーターです。

アシックスのスニーカー

出典:Amazon

アシックスにはオーバープロネーションに対応したランニングシューズが販売されています。その中でもGEL-KAYANOとGT-2000 10はオーバープロネーションに最適なシューズなので履いてみるといいでしょう。

ナイキのシューズでオーバープロネーションを対策する

出典:Amazon

ナイキのシューズでオーバープロネーションにおすすめなのが「リアクト マイラー」「エア ズーム ストラクチャー」「インフィニティ ラン」の三つです。ミッドソールで運動制御を行う機能があり、親指に過度な圧力がかからず、スムーズに足を動かすことができます。

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この記事を書いた人

Nakayamaのアバター Nakayama 代表取締役

2015年にインソールBiontechに出会い、インソールや足、靴の勉強を始めながら代理店としてスタートしました。当時は右も左もよく分からない状態でしたが、いろんな方の助言や指導を下にBiontechの拡販と行っております。
執筆については代表の私が直接執筆しております。
他にも写真撮影やレビューなどを行っております。
インソールを8年販売してきた経験からインソールや靴、足に関するコンテンツの作成と監修を行っております。

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