10分で理解できる!外側縦アーチの3つの機能とは

足には3つのアーチが存在するが、土踏まずのように外見から判断できる「内側縦」以外の2つは、中々分からないものである。

外側縦アーチは、土踏まずの内側縦アーチに比べると低くなっていて、外見から見ると設置していてアーチ状になっていないように思える。

外側縦アーチの機能としては、体重を支える機能と安定性があり、足のバランスと密接な関係があると言われている。

また、外側縦アーチは体重支持の土台となるため、他のアーチよりも固い構造になっています。

その構造により、下腿三頭筋の力を効率よく伝えることができるので、前方への推進力を発揮しやすいのが特徴です。

目次

骨の機能

外側縦アーチは、踵骨、立方骨、中足骨から構成されています。立方骨は3-5mm上に位置しています。それぞれの骨は強く結合し、剛性が高く、歩行推進期にエネルギーを効率よく伝える役割があります。

筋の機能

外側縦アーチは土踏まずの内側縦アーチとシーソーのような関係があり、内側縦アーチが高くなると外側縦アーチが低くなり、内側縦アーチが低くなると外側縦アーチが高くなる傾向があります。

外側縦アーチを正しく機能させるためには、第三腓骨筋、長趾伸筋、長・短腓骨筋、小趾外転筋、下腿三頭筋などの筋トレが有効です。外側縦アーチに作用する主要な筋の機能は以下の通り。

短腓骨筋

短腓骨筋は外側縦アーチの一部へ広がっている筋。長足底靭帯の作用と同じく、踵立方関節が下方に開くのを防止する。

長腓骨筋

長腓骨筋は足部内側で踵骨の腓骨筋滑車を経由するため、踵骨前端を上方に支えるような働きをしています。

小趾外転筋

小趾外転筋は内側にある母趾外転筋に類似した作用があり、外側縦アーチを増強する機能があります。

下腿三頭筋・第三腓骨筋・長趾伸筋

この三つの筋は、伸張具合や肢位によって外側縦アーチに対して機能が変わります。外側縦アーチが持ち上がると三つの筋は湾曲が減少してアーチを平坦にする作用があります。

靭帯の機能

外側縦アーチはとても強靭なアーチです。この強靭さは靭帯である長足底靭帯が関係しています。荷重すると長足底靭帯の深部線維と表在線維が踵立方関節と立方中足関節を下方に開くのを防止しています。構成している靭帯は長足底靭帯、踵立方靭帯、足根中足靭帯、踵舟靭帯の4つがあります。

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この記事を書いた人

Nakayamaのアバター Nakayama 代表取締役

2015年にインソールBiontechに出会い、インソールや足、靴の勉強を始めながら代理店としてスタートしました。当時は右も左もよく分からない状態でしたが、いろんな方の助言や指導を下にBiontechの拡販と行っております。
執筆については代表の私が直接執筆しております。
他にも写真撮影やレビューなどを行っております。
インソールを8年販売してきた経験からインソールや靴、足に関するコンテンツの作成と監修を行っております。

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