新しく買ったピカピカの革靴。でも新しい革靴だと靴擦れが怖いですよね。そんな新品の革靴でもあっという間に柔らかくする方法があります。
でもちょっと待って!アルコールで柔らかくする方法など紹介していることもありますが、簡単に家でできても、革靴のシミになったりするのでおすすめできません。
そこでこの記事では
- スエード靴や革靴を柔らかくする方法は?
- 新品の革靴でも靴擦れしない方法は?
- 柔らかい革靴にする方法は?
- お店で革靴を柔らかくする方法は?
- 合皮はどうなの?
こんな疑問にお答えいたします。
おすすめのグッズ | 購入先 | 特徴 | 参考価格 |
---|---|---|---|
シューズフィッター |
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楽天 | 革靴を広げることができる | 2,300円 |
ストレッチ ムース |
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楽天 | 革靴を無理なく柔らかくすることができる | 1,870円 |
革の達人 極 |
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靴擦れの原因とは?革靴を柔らかくする前に考えて見よう
革靴を柔らかくする前に、なぜ靴擦れが起こるのかを考えて見ましょう。革靴で靴擦れする原因を知らないまま柔らかくすると、失敗してしまうこともあります。まずは革靴を履いた時に痛くなる箇所についてみていきましょう。
痛くなりやすい部分
*本イラストは転載可能ですが、必ず転載元のURLリンクを掲載してください
革靴で靴擦れになる部分というのはほとんど決まっています。それは
- 足の甲
- かかと
- くるぶし
- つま先
の4か所です。
それぞれ革靴で靴擦れになる理由が異なります。
足の甲
足の甲が靴擦れする理由は、足の高さと革靴の高さがあっていないからです。日本人は欧米人よりも甲高幅広と言われていて、足の甲が高い傾向があります。そんな方が欧米の革靴を履いてしまうと甲に摩擦が発生して靴擦れの原因となるのです。
また革靴を柔らかくすることで足の甲に余裕が出て靴擦れしにくくなります。
かかと
かかとの靴擦れは革靴と足のサイズがあっていなくて、パカパカするとかかとに摩擦が発生して靴擦れの原因になることがあります。
その時は中敷きを入れて革靴のサイズを調整してあげるといいでしょう。革靴を柔らかくしても効果はありません。
くるぶし
くるぶしは足の横側で出っ張っている箇所であるため、靴擦れが比較的起こりやすい部分です。ハイカットの靴だと摩擦が起こりやすくなります。革靴はくるぶしまですっぽりと覆っているタイプは少ないので、それほど多い現象ではありません。
もし革靴でくるぶしが靴擦れしているのであれば、革靴を柔らかくすることで対処できる可能性があります。
つま先
つま先は、主に革靴に当たりやすい親指と小指が靴擦れになることが多いです。我慢して履き続けるとタコや魚の目になることがあります。
原因は二つあって、ヒールなど前滑りが起こりやすい靴を履いている場合と、サイズがあっていない小さい革靴を履いている場合の二種類です。
革靴の場合は、サイズがあっていないのがほとんどですので、革靴を柔らかくしたり、革靴を伸ばしてあげることで対処できます。
靴擦れする原因
靴擦れの原因は大きく分けて以下の二つがあります。
- 靴の摩擦によるもの
- 圧迫されて足の組織を傷める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
靴の摩擦によるもの
①は革靴の中で足が動くことで足に摩擦が起こり、靴擦れになってしまいます。また革靴が硬いと部分的に摩擦を受けて靴擦れになります。特にくるぶしやかかと、足の甲は革靴と接触しやすい部分であるため、革靴を柔らかくすることで靴擦れの対策になります。
革靴の中で足が動いてしまうのは、革靴と足のサイズが合っていないのが原因です。中敷きを使うことで対処できますのでこちらの記事をご覧ください。
圧迫されて足の組織を傷める
②は革靴の皮が硬いため、足が圧迫されて起こる症状です。しばらく使っていると革靴が足に馴染んで圧迫されなくなりますが、それまでは靴擦れや痛みに耐える必要があるかもしれません。
この場合は革靴を柔らかくして、足を圧迫しないように調整してあげることが有効です。
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シューズフィッター |
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楽天 | 革靴を広げることができる | 2,300円 |
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革靴を柔らかくする方法
それでは革靴を柔らかくする方法についてお伝えしていきます。革靴を柔らかくする方法はいろんな方法がありますので是非試してみてください。またエンジニアブーツも革靴と同じ対応で大丈夫です。ぜひ参考にしてください。
お店で革を柔らかくしてもらう
革靴は高い買い物。革靴を自分で簡単に柔らかくする方法もありますが、高い革靴ならプロに任せたほうが安心です。例えば市内にある「MISTER MINIT」では足の指が当たっているところをピンポイントで調整してくれるサービスがありますので利用してみましょう。
ドライヤーを使うのはNG
意外とやってしまいがちなのが、革靴やローファーをドライヤーを使って柔らかくする方法です。これはやめたほうがいいです。ドライヤーの平均温度は100~120℃、高いと140℃といわれていますが、革靴の耐熱温度は乾いた状態で120℃、濡れると60~100℃と言われています。
ドライヤーの高い温度の風を革靴に当ててしまうと、革が波打ったように変形してしまい、外観を大きく損ねる可能性があります。
合皮の場合はドライヤーはOK
革靴やローファー、スエードをドライヤーを使って柔らかくするとひび割れすることがあるのでだめですが、素材が合皮ならドライヤーを使うのはOKです。合皮の靴が温めすぎないように風量や時間を調整した上で徐々に調節していきます。
- ドライヤーを合皮の靴に入れて温める(風量は弱、温度はできるだけ低めに)
- 合皮の靴を人の手が触れるほどの温度まで上げます
- シューズストレッチャーを使って温かいうちに広げます
革靴を熱湯で柔らかくするのはダメ!
革靴を手っ取り早く柔らかくする方法に誰もが熱湯を使う方法を思い浮かべるかもしれません。
ドライヤーでも柔らかくなるので間違いではありませんが、大切な革靴の素材を痛めてしまう可能性があるのでおすすめできません。すでにお話しした通り、革の耐熱温度は低いため、革を痛めてしまう可能性があります。
また湿った状態で放置しておくと雑菌が繁殖して革をさらに痛めてしまうことになります。
歩いて慣れさせる
特に新品の革靴やローファーは硬いことが多いため、1-2週間ほど歩いていると徐々に慣れて柔らかくなることがあります。人によって様々ですが、だいたい1-2週間で慣れることが多いようです。
人によっては1カ月かかることがありますので靴擦れしないように注意しましょう。
シューズフィッター
シューズフィッターは革靴を柔らかくするために数日待つ必要があるため、時間がかかりますが、革靴の表面にアルコールやクリームを使わないため、安心して革靴を柔らかくすることができます。
革靴の耐久性が低い場合は穴が開くこともありますが、最初は徐々に大きくすることでそのようなリスクも回避することができます。
シューズフィッターの使い方
シューズフィッターとオリーブオイルを活用する
オリーブオイルを革靴の裏に塗り、そのあとシューズフィッターを使って柔らかくする方法もおすすめです。オリーブオイルを柔らかくしたい部分にだけ塗って使ってみましょう。大目に使ってしまうと臭いがきつくなるので注意しましょう。
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シューケア/革伸ばしスプレー
こちらはドイツ製の革靴を柔らかくするスプレーです。本革以外のものや、爬虫類の皮は対象外です。また先ほどご紹介したシューズフィッターと併用することで、より革靴を無理なく柔らかくすることができるようになります。
また日本製で少し安い柔軟剤もあります。
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革靴を柔らかくするおすすめクリーム
次は革靴をクリームを使って柔らかくする方法について、おすすめのクリームをご紹介いたします。
革の達人
レザーワックスを使って革靴を柔らかくする方法もあります。ワックスは革靴の手入れに使われる商品で、革に柔軟性を出したり、艶出し、撥水、抗菌効果があります。
序盤だけでなく、革靴の手入れにも使えるのでおすすめです。
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また革靴やローファーにいいクリームの選び方についてはこちらの記事も一緒に見るとおすすめですよ。
M.モウブレイ デリケートクリーム
M.モウブレイのクリームはヨーロッパ生まれの皮革用栄養クリームで、革靴に艶感や柔らかさを与えてくれるクリームです。革の柔軟剤も含まれているのでおすすめです。
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合わせてクロスも用意
MUSTANG PASTEミンクオイル
このクリームはミンクオイルと同じ浸透性が高いホースオイルだけで作られたクリームです。革靴を柔らかくするにはいいクリームで、さらに体温で溶けるので塗りやすいお勧めのクリームです。
革靴に塗ったあとによく揉む
ミンクオイルを塗った後は、柔らかくしたい部分を手でよく揉んであげると効果的です。
ドライヤーを使う方法もありますが、革靴が波打つ可能性もあるのでおすすめはできません。
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アルコール
アルコールと水で1:1で割って液体を作り、その液体を革靴にかけて柔らかくする方法です。こちらの手順は後でご説明しますが、天然の革製品は染色していることが多く、アルコールを吹きかけるとしみになることがありますので、あまりお勧めできる方法ではありません。
アルコールは手軽に入手できるので、簡単に革靴を柔らかくすることができますが、シミになる可能性があるため、あまりおすすめできる方法ではありません。
シミになるのが怖い方はシューズフィッターで革靴を柔らかくすることをおすすめしています。
手順
①アルコールと水を一対一で割る
②①の液体をスプレーボックスに入れる
③革靴にスプレーし、20分ほど履きます
革靴を柔らかくしすぎてしまったときは
革靴を今まで紹介した方法を試していくと、やりすぎて革靴が思っていたよりも柔らかくしすぎた経験がありませんか?
そんな時はしばらく時間を経過させるために寝かしておくのがおすすめです。
柔らかくなりすぎた革靴をそのまま履いてしまうと、さらに柔らかくなってしまうので、硬くなるまで通気性が良く、日に当たりにくい場所で寝かしておきましょう。