- 靴底剥がれたせいで歩くたびにペタペタ音がして恥ずかしい
- 修理に出すと料金が高くて自分でなんとかしたい
- 出先で靴底が剥がれて応急処置の方法がわからない
- 100均やコンビニで買える強力接着剤で本当に直るのか不安
こんな悩みがありませんか?

大切な靴の底が剥がれてしまうと、歩くたびに不快な音がして本当に困りますよね。
そのまま放置すると完全に剥がれてしまい、お気に入りの靴が履けなくなってしまいます。また、修理店に持参すると数千円から数万円の費用がかかることも珍しくありません。
そこで今回は靴底剥がれたときのおすすめ修理方法と応急処置について詳しく解説していきます。
- 出先での恥ずかしい靴底剥がれの応急処置方法
- 100均やコンビニで買える強力接着剤の選び方と使い方
- 自分でできる本格修理と修理料金の相場
この記事を読めば、靴底が剥がれても慌てることなく適切な対処ができるようになり、大切な靴を長く愛用できるようになります。
あなたも今すぐ靴底剥がれの悩みを解決して、快適な歩行を取り戻しましょう。
靴底が剥がれた時の応急処置方法3ステップ
突然靴底が剥がれてしまったときは、正しい応急処置をすることが大切です。
間違った方法で処置してしまうと、後から修理店で断られる場合もあります。



応急処置で大切なのは正しい方法を選ぶことです!
それぞれ解説していきます。
STEP1. コンビニで両面テープを購入する
靴底の応急処置には両面テープが最も効果的で安全な方法です。
アロンアルファなどの瞬間接着剤は絶対に使わないでください。
瞬間接着剤を使うと以下のような問題が起こります。
- 硬化時に柔軟性がなくなり歩行で剥がれる
- 革に侵食して除去が困難になる
- 修理店で修理を断られる可能性がある
コンビニや100均で販売されている超強力両面テープを選びましょう。
スコッチ社の超強力両面テープなら300円程度で購入できます。
アロンアルファは一見便利そうですが、実は靴修理には不向きなんですね。
STEP2. 剥がれた部分を清潔にして両面テープで仮止めする
両面テープでの仮止めは予想以上にしっかりと固定できます。
柔軟性があるため歩行時の曲がりにも対応でき、応急処置として最適です。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 剥がれた部分の汚れや水分を拭き取る
- 両面テープを適当な大きさにカットする
- しっかりと圧着して固定する
ヒールが根元から外れた場合でも、超強力両面テープなら半日程度は持ちます。
応急処置としては十分な効果が期待できるでしょう。
両面テープなら後から除去するのも1分程度で済むので安心ですよ。
STEP3. 修理専門店で本格的な修理を依頼する
応急処置が完了したら、できるだけ早く修理専門店に相談しましょう。
両面テープでの処置なら専用接着剤での修理にまったく干渉しません。
修理専門店では以下のような本格的な修理が可能です。
- 専用接着剤による強力な接着
- ソール全体の交換
- 補強材による耐久性向上
プロの技術により、長期間安心して履き続けることができます。
お気に入りの靴を長く愛用するためにも、専門店での修理がおすすめです。
応急処置は一時的なものと考えて、なるべく早めに対処してくださいね。



両面テープなら修理店でも安心して対応してもらえます!
靴底剥がれ修理に必要な道具4つ
セルフで靴底修理を行う場合に必要な道具をご紹介します。
適切な道具を揃えることで、より確実で長持ちする修理が可能になります。



道具選びが修理の成功を左右します!
それぞれ解説していきます。
靴底用接着剤
靴底修理には専用の接着剤を使用することが最も重要です。
通常の接着剤と比べて強力で、靴の柔軟性を保ちながら接着できます。
主な靴底用接着剤の種類は以下のとおりです。
- ゴム専用接着剤(ロックタイト黒ゴム接着剤など)
- 多用途接着剤(スコッチ超強力接着剤など)
- 透明タイプ(コロンブススポーツグーなど)
靴の素材に合わせて適切な接着剤を選ぶことがポイントです。
防水性能が高いものを選べば、雨の日でも剥がれにくくなります。
価格は600円から1,400円程度で購入できるので、コスパも良好ですよ。
紙やすり
紙やすりは接着面を整えて密着力を高めるために必要な道具です。
加水分解で凹凸ができた靴底を平らに整える際に活躍します。
紙やすりを使用する際の注意点は以下のとおりです。
- やすり過ぎると接着面が少なくなる
- 適度なざらつきを残すことが大切
- 番手の数字が高いほど目が細かい
極端な凹凸のみを整える程度にとどめるのがコツです。
やり過ぎると逆効果になってしまうので注意が必要でしょう。
適度な粗さを残すことで、より強力な接着が期待できますね。
清掃用ブラシ
接着前の清掃は修理成功の重要なポイントの一つです。
汚れや水分が残っていると接着剤が上手く定着しません。
清掃に適したブラシの種類は以下のとおりです。
- 馬毛ブラシ(靴の表面全体用)
- 豚毛ブラシ(剥がれた面の清掃用)
- 不要な歯ブラシ(細かい部分用)
豚毛ブラシ一つあれば全体に使用することも可能です。
ただし硬いので、靴の素材によっては傷がつく可能性があります。
丁寧に清掃することで、より確実な修理ができるでしょうね。


交換用パーツ
損傷がひどい場合は交換用パーツを使用した修理が効果的です。
修理箇所や靴のサイズに合わせたパーツを準備する必要があります。
主な交換用パーツの種類は以下のとおりです。
- 補修用ゴムパーツ(ソール全体用)
- ゴム板(つま先やかかと用)
- ヒール交換用パーツ(パンプス用)
100均でも基本的な補修パーツは入手可能です。
より本格的な修理なら専門店で購入するのがおすすめでしょう。
パーツの質によって修理後の耐久性も大きく変わってきますよ。



適切な道具選びで修理の成功率がぐっと上がります!
自分でできる靴底修理の手順5つ
セルフ修理は正しい手順で行えば、お店に頼むよりも安く済ませることができます。
ただし作業には時間がかかるため、余裕を持って取り組むことが大切です。



手順を守れば初心者でも上手に修理できます!
それぞれ解説していきます。
剥がれた部分の汚れを落とす
修理を始める前の清掃作業が成功の鍵を握ります。
汚れや油分が残っていると接着剤の密着力が大幅に低下してしまいます。
清掃時のポイントは以下のとおりです。
- 布やブラシで表面の汚れを除去
- 古い接着剤の残りをヘラで取り除く
- 水分や油分を完全に拭き取る
特に靴の裏側は土や砂がこびりついていることが多いです。
丁寧に清掃することで接着剤の効果を最大限に引き出せます。
時間をかけてでも、この工程をしっかり行うことが大切ですね。
紙やすりで表面を整える
清掃が完了したら、紙やすりで接着面を整えていきます。
加水分解による凹凸をなめらかにして接着剤の密着性を向上させます。
やすりがけの注意点は以下のとおりです。
- 極端な凹凸のみを軽く削る
- やり過ぎると接着面積が減る
- 適度なざらつきを残しておく
ツルツルにし過ぎると逆に接着力が弱くなってしまいます。
軽くやする程度にとどめて、ざらつきを残すのがコツです。
この工程で仕上がりの美しさも決まるので、慎重に作業しましょうね。
靴底用接着剤を適量塗布する
準備が整ったら、いよいよ接着剤を塗布していきます。
接着剤の種類によって塗布方法や乾燥時間が異なるので注意が必要です。
効果的な塗布方法は以下のとおりです。
- 均等に薄く塗り広げる
- 塗布後5分程度乾かす(オープンタイム)
- 接着剤がはみ出さないよう注意する
ゴム系接着剤では一度乾かしてから接着すると密着度が増します。
厚く塗り過ぎると固まるまで時間がかかってしまいます。
薄く均等に塗ることを心がけて作業を進めてくださいね。
薄く均等に塗布することが重要
しっかりと圧着して固定する
接着剤を塗布したら、素早く部品を貼り合わせて圧着します。
この工程の良し悪しが修理後の耐久性に大きく影響します。
圧着時のポイントは以下のとおりです。
- 位置を確認してから一気に貼り合わせる
- 全体に均等な圧力をかける
- 数分間しっかりと押さえ続ける
特に靴のつま先や曲がりやすい部分は念入りに圧着しましょう。
圧着が甘いとすぐに剥がれてしまう原因になってしまいます。
時間をかけてでも、しっかりと固定することが成功の秘訣ですよ。
24時間以上乾燥させる
修理作業の最後は十分な乾燥時間を確保することです。
乾燥が不十分だと接着力が低下し、すぐに剥がれてしまいます。
乾燥時の注意点は以下のとおりです。
- 最低24時間は履かずに放置
- 風通しの良い場所で乾燥
- 湿度の高い日は時間を延長
完全に固まってから履くことで接着剤の効果が最大限発揮されます。
せっかくの修理作業も、乾燥不足で台無しになってしまうことがあります。
焦らずじっくりと時間をかけることが、長持ちする修理のコツですね。



乾燥時間をしっかり守ることで修理が長持ちします!
100均で購入できる靴底修理グッズ3選
100均には意外にも靴底修理に使える便利なアイテムが揃っています。
コストを抑えて手軽に修理したい方にはとてもおすすめです。



100円でここまで揃うなんて驚きです!
それぞれ解説していきます。
靴底補修用ボンド
ダイソーなどの100均では靴底補修専用のボンドが販売されています。
専門店の商品と比べると耐久性は劣りますが、応急処置には十分な性能です。
100均ボンドの特徴は以下のとおりです。
- 100円という圧倒的なコストパフォーマンス
- 簡単な剥がれなら十分に対応可能
- 乾燥時間が短めに設定されている
瞬間接着剤タイプもありますが、やはり耐久性に不安が残ります。
ゴム用接着剤やシューズ専用タイプを選ぶのがおすすめでしょう。
説明書をよく読んで正しく使えば、手軽に修理できますよ。
滑り止めシート
靴底のすり減りが気になる場合は滑り止めシートが便利です。
貼るだけで補修できるため、初心者でも簡単に使用できます。
滑り止めシートのメリットは以下のとおりです。
- すり減った部分の補強効果
- 雨の日の滑り止め効果
- 透明タイプなら目立たない
粘着力が弱い場合は別途接着剤を併用すると剥がれにくくなります。
靴の種類や用途に合わせて適したものを選びましょう。
定期的に取り替えることで靴を長持ちさせることもできますね。
補修用ゴムパッド
かかとのすり減りが気になるときは補修用ゴムパッドが効果的です。
100均でも基本的なサイズのものは入手可能で、カットして使えます。
ゴムパッドの活用方法は以下のとおりです。
- かかと部分の摩耗防止
- 靴底の厚みを調整
- クッション性の向上
ハサミで靴底の形状に合わせてカットして使用します。
接着剤でしっかり固定すれば、しばらくの間は十分に機能してくれます。
専門品と比べると耐久性は劣りますが、応急処置としては優秀ですよ。



100均アイテムでも工夫次第で十分な効果が得られます!
修理費用の相場と節約のポイント4つ
靴底修理を専門店に依頼する場合の費用相場をご紹介します。
修理の種類によって大きく価格が変わるため、事前に把握しておくことが大切です。



修理方法で費用が大きく変わってきます!
それぞれ解説していきます。
オールソール交換は15,000円~20,000円
靴底全体を交換するオールソール修理は最も本格的な修理方法です。
レザーソールとラバーソールで価格に大きな差はありません。
オールソール交換の詳細は以下のとおりです。
- 紳士靴:15,000円~20,000円
- 婦人靴:10,000円~15,000円
- 作業期間:1~2週間程度
高額ですが靴が新品同様に蘇るのが最大のメリットです。
高級な靴や愛用している靴には投資する価値が十分にあります。
オールソール交換なら10年以上履き続けることも可能でしょうね。
つま先補強は1,500円~3,000円
つま先の摩耗が気になる場合の補強修理は比較的リーズナブルです。
素材によって価格が変わり、補強の種類も選ぶことができます。
つま先補強の種類と費用は以下のとおりです。
- つま先スチール:3,000円~5,000円
- つま先レザー:1,500円~3,000円
- つま先ラバー:1,200円~2,500円
スチール補強は耐久性が高く、長期間効果が持続します。
つま先の消耗が早い方には特におすすめの修理方法でしょう。
予防的に補強を施すことで靴の寿命を大幅に延ばせますよ。
スチール補強なら長期間効果が持続
ヒール交換は2,000円~8,000円
パンプスやブーツのヒール修理は損傷の程度によって価格が変わります。
ヒールの高さや素材によっても修理費用に差が出てきます。
ヒール修理の価格帯は以下のとおりです。
- ピンヒール交換:1,400円~2,000円
- ヒール全体交換:4,000円~8,000円
- ヒール高さ変更:1,500円~3,000円
ピンヒールの先端部分だけなら比較的安価で修理できます。
ヒール全体の交換になると費用は高くなりますが、確実に直ります。
お気に入りのパンプスなら修理する価値は十分にあるでしょうね。
自分で修理すれば数百円で済む
セルフ修理なら材料費のみで済むため、大幅なコスト削減が可能です。
100均アイテムを活用すればさらに安く修理することができます。
セルフ修理のコスト例は以下のとおりです。
- 100均アイテム利用:200円~500円
- 専用接着剤利用:600円~1,400円
- 補修パーツ込み:1,000円~2,000円
専門店の修理費用と比べると10分の1以下で済む場合もあります。
ただし耐久性や仕上がりの美しさでは専門店に劣ります。
応急処置や練習用の靴なら、セルフ修理で十分かもしれませんね。



用途に応じて修理方法を選ぶのが賢い選択です!
出先での恥ずかしい靴底剥がれを防ぐ予防法3つ
突然の靴底剥がれは非常に恥ずかしく、困った経験をお持ちの方も多いでしょう。
日頃からの予防対策を行うことで、このようなトラブルを未然に防げます。



予防が何より大切です!
それぞれ解説していきます。
定期的に靴底の状態をチェックする
靴底剥がれの多くは事前に兆候が現れているものです。
定期的なチェックを行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
チェックすべきポイントは以下のとおりです。
- 靴底の接着部分に隙間がないか
- ソール材にひび割れがないか
- 接着剤の劣化やベタつきはないか
月に1回程度は靴底をひっくり返して状態を確認しましょう。
異変を感じたら早めに修理することで大きなトラブルを防げます。
特に長期間履いていなかった靴は注意深くチェックしてくださいね。
湿気を避けて適切に保管する
靴底剥がれの主な原因である加水分解は湿気によって促進されます。
適切な保管方法を実践することで靴の寿命を大幅に延ばせます。
正しい保管方法は以下のとおりです。
- 下駄箱に除湿剤を設置する
- 雨に濡れた靴は十分に乾燥させる
- 風通しの良い場所で陰干しする
湿度管理が靴の寿命を左右するといっても過言ではありません。
特に梅雨時期や夏場は湿気対策を徹底することが重要です。
靴用の乾燥剤を入れておくのも効果的な方法の一つですよ。
複数の靴をローテーションで履く
同じ靴を毎日履き続けることは靴にとって大きな負担となります。
複数の靴をローテーションで履くことで、それぞれの靴を長持ちさせられます。
ローテーション履きのメリットは以下のとおりです。
- 汗や湿気を十分に乾燥させられる
- 靴底の摩耗を分散できる
- 足の疲労も軽減される
理想的には3足以上の靴を順番に履くのがおすすめです。
1日履いた靴は最低1日は休ませてあげることが大切でしょう。
この習慣を続けることで、靴の寿命は2倍以上延ばすことも可能ですね。



予防対策で突然のトラブルを避けることができます!
強力接着剤を選ぶ時の注意点4つ
靴底修理用の接着剤選びは修理の成功を左右する重要なポイントです。
間違った接着剤を選んでしまうと、修理が失敗に終わってしまう可能性があります。



接着剤選びで修理の成功が決まります!
それぞれ解説していきます。
アロンアルファは柔軟性がないため靴底修理には不向き
多くの方が靴底修理にアロンアルファを使いがちですが、これは大きな間違いです。
瞬間接着剤は硬化時に柔軟性を失うため、靴底修理には適していません。
アロンアルファが不向きな理由は以下のとおりです。
- 硬化後に結晶化して柔軟性を失う
- 歩行時の曲がりで簡単に砕けてしまう
- 革に侵食して除去が困難になる
アロンアルファを使った靴は修理店で断られる場合があるので注意が必要です。
一瞬くっついたように見えても、歩いた瞬間に剥がれてしまいます。
応急処置でも絶対に使わず、両面テープを選ぶようにしてくださいね。
アロンアルファは靴底修理には絶対不向き
靴の素材に合った接着剤を選ぶ
靴には革、ゴム、合成素材など様々な材料が使用されています。
素材に適さない接着剤を使うと、全くくっつかない場合があります。
主な靴素材と適合する接着剤は以下のとおりです。
- ゴム底:ゴム専用接着剤
- 革底:皮革用接着剤
- 合成素材:多用途接着剤
商品パッケージに対応素材が明記されているので、必ず確認しましょう。
複数の素材が組み合わさっている場合は多用途タイプを選ぶのが安全です。
素材の確認を怠ると修理が失敗する原因になってしまいますよ。
防水性能が高いものを選ぶ
日常的に履く靴には防水性能の高い接着剤を選ぶことが重要です。
防水性がないと雨の日に水が侵入し、接着剤が劣化してしまいます。
防水性能の重要性は以下のとおりです。
- 雨水の侵入を防ぐ
- 接着剤の劣化を遅らせる
- 修理箇所の再剥離を防ぐ
耐水性や防水性と表記された製品を選ぶのがおすすめです。
特に長靴や普段履き用の靴には必須の機能といえるでしょう。
防水性能があることで修理の持続性が大幅に向上しますね。
接着時間や必要な道具を事前に確認する
接着剤によって乾燥時間や作業手順が大きく異なります。
事前に確認しておかないと、いざ修理を始めてから困ることになります。
確認すべき項目は以下のとおりです。
- 完全硬化までの時間
- オープンタイムの有無
- ドライヤーなど特別な道具の必要性
12時間から48時間と、製品によって乾燥時間に大きな差があります。
急いで使いたい場合は速乾タイプを選ぶようにしましょう。
時間に余裕がある場合は、じっくり固まるタイプの方が強力ですよ。



接着剤選びの知識があれば修理の成功率がぐっと上がります!