大切な革靴にひび割れが!おすすめの修理法やシワとの違いについて

高くて大切にしていた革靴がいつの間にかひび割れが起きてしまった・・・

こんな経験を持つ方も多いと思います。

基本的にひび割れが起きてしまったら修理する方法がないのが実情です。

でも待って!本当にそれはひび割れでしょうか?もしかしたらシワの可能性もあります。この記事では

  • 革靴のひび割れの原因とその対策
  • ひび割れとシワの違いについて

こんな疑問にお答えいたします。

目次

ひび割れとシワの違いについて

革靴にシワが入っているのか、それともひび割れになっているのかは肌の状態で説明するとわかりやすいかもしれません。

  • シワ:顔や手などに年齢とともにできる筋。
  • ひび割れ:けがや皮膚炎などで切れたり、ガサガサして荒れている様子

シワは肌に保湿成分を与えて適切にケアをしてあげることで予防することができます。革靴も同じで、毎日適切なケアをしてあげることでシワができるのを防ぐことができます。またシワができたとしても、元に戻すことができます。

しかしひび割れは別です。ひび割れは人間の肌でいうと怪我をしている状態です。生きているのであれば肌を補修しようとしますが、革靴にひび割れが起きてしまうと補修はできません。これ以上ひび割れが起きないように注意するしかないのです。

ひび割れの原因と防止対策

では革靴のひび割れについてどのように対策をしていけばいいのでしょうか?

先ほどもお話しした通り、人間の肌が荒れないようにするにはどうしたらいいのか?と考えていけばいいのです。そもそもひび割れが起こる原因は

  • 革靴が乾燥している、保湿対策が足りない
  • 革靴のケア不足

の2点です。

お肌が乾燥したり、お風呂に入らずに放っておけば肌が荒れていくと思います。肌を保湿し、適切にクリーニングしないと革靴にひび割れが発生してしまうのです。

また革靴の素材によってもひび割れしやすい素材があります。

例えば赤ちゃんのようなプルプルのお肌ならひび割れや荒れとは無縁の生活を送れるようになると思いますが、肌が硬く、荒れやすい体質の人は肌荒れが起きやすいです。

革靴も素材によっては硬いものがありますし、ものによっては革靴にガラスコーティングを行っている方もいるかもしれません。ガラスコーティングは革靴の撥水性を上げて、防カビや艶感がアップするのでメリットがたくさんなるように思えますが、デメリットは革靴が硬くなり、ひび割れやシワが起きやすくなることです。

皆さんの肌に接着剤を薄く塗るとどうなるでしょうか。

カピカピして乾燥しやすくなるかと思います。

撥水性が上がるのはいいですが、ケアしても保湿成分が革の内部に入りにくくなり、シワやひび割れや起こりやすくなるのです。

ひび割れの防止対策

では革靴のひび割れにどのような対策やケアをすればいいのでしょうか。大きく分けて4点あります。

  • 毎日同じ革靴を履かないこと
  • 革を伸ばした状態で乾燥やブラッシングを行う
  • 日光など紫外線を当てない
  • 革の保湿成分でお手入れする

毎日同じ革靴を履かない

革靴には休息が必要です。毎日履き続けるほど、シワができてひび割れするリスクが高まります。ではどのくらいの頻度がいいかというと、2日置きに履くのがおすすめです。

例)当日履く→翌日休み→2日目も休み→履く

革を伸ばした状態で乾燥やブラッシングを行う

一度履いた靴はシューツリーを使ってできたシワを伸ばしながらブラッシングなどのケアや保管するのがおすすめです。シューツリーはECサイトで安く購入できますので是非一台は持っておきたいです。

また人は一日歩くとコップ一杯分の汗をかくと言われています。汗をそのままにしておくと雑菌が繁殖してしまい、革を痛めてしまいますので乾燥させるようにしましょう。

日光など紫外線を当てない

革靴に紫外線や日光を当ててはいけません。紫外線を浴び続けた肌がどんな状態になるのかすぐわかると思います。肌が荒れて保湿成分がなくなり乾燥しやすくなります。

保管するときは直接光が入らない場所で行うようにしましょう。

また蛍光管も紫外線を出しているのでNGです。

革の保湿成分でお手入れする

革靴の革は生きていると聞いたことがある人は多いと思いますが、定期的に革の保湿成分を加えてあげることでシワやひび割れを防ぐことができます。

保湿成分はワックスや蝋、シリコンなど見栄えが良くなるための成分が入っていない保湿剤を使うようにしましょう。

コロニルの革用保湿クリームは人気が高い商品なのでおすすめです。

保湿クリームを塗布するときには

  1. 革靴についている汚れを落とす
  2. クリームを少量取りブラシで薄く延ばす
  3. ブラッシングする
  4. きめ細かい布で靴全体を磨く

の順番で行ってみてください。

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この記事を書いた人

Nakayamaのアバター Nakayama 代表取締役

2015年にインソールBiontechに出会い、インソールや足、靴の勉強を始めながら代理店としてスタートしました。当時は右も左もよく分からない状態でしたが、いろんな方の助言や指導を下にBiontechの拡販と行っております。
執筆については代表の私が直接執筆しております。
他にも写真撮影やレビューなどを行っております。
インソールを8年販売してきた経験からインソールや靴、足に関するコンテンツの作成と監修を行っております。

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