革靴の11種類とその利用方法・判別方法をご紹介

革靴にはいろんな種類がありますが、そのメンテナンス方法やどんなシーンに履けるのか、判断するのが中々難しいケースが多いようです。革靴の種類を間違ったメンテナンスをしてしまうとシミになったりしてしまいますので、その革靴の種類に合ったメンテナンスが重要です。

そこで今回は革靴の種類についてお伝えしていきます。

目次

革靴の種類の見極め方


いろんな種類がある革靴ですが、その種類を判別するためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

革靴の種類

  1. 靴紐を通す穴(羽根)
  2. 革靴の縫い目の種類
  3. 革靴の構造

大きく分けると革靴の種類を見極めるポイントは3つあることが分かります。靴紐を通す穴(羽根)と革靴の先端の形は、フォーマルなのか、それともプライベート用なのかということに関係していきます。

また材質は革靴のメンテナンスに関係していきます。スエードのように起毛した革靴はビジネスでは敬遠されることがありますので注意が必要です。

靴紐の通す穴から革靴の種類を見極める


革靴の種類は靴紐を通す羽根の形によってビジネス向きなのか、それともビジネスやフォーマルで使ってはいけないのかが決まります。

  • 内羽根式はビジネス・フォーマル向き
  • 外羽根式はプライベート向き
  • スリッポンはプライベートのみ

靴紐がないスリッポンは、もともと「怠け者」という言葉が語源になっていますので、ビジネスはもちろん、フォーマルな場でも使ってはいけません。

内羽根式


内羽根式とは靴紐を通すシューレースホールがアッパーの革と同じ一体になっている革靴の種類です。革靴に大きな凹凸がなくシンプルなデザインが特徴です。

このことから冠婚葬祭などのフォーマルな場で広く使われます。

シンプルなデザインなので、プライベート用にカッコいい革靴が欲しい方は次の外羽根式の革靴を選ぶとよいでしょう。

外羽根式


外羽根式の革靴は靴紐を通すシューレースホールがアッパーとは別の生地でできていて、革靴を覆いかぶせるようにできています。

革靴の靴紐を取ると、外羽根が外側に開くので外羽根式を言われています。デザインが内羽根式よりもかっこよくて派手なのでプライベートに使われるケースが多いです。

スリッポン


スリッポンは革靴以外でも広く普及してきた革靴の種類です。靴紐がなく簡単に着脱できるので人気の種類です。

スリッポンには「怠け者」という語源があるので、プライベートに使うのであれば問題ありませんが、フォーマルはもちろん、ビジネスでも使用は控えたほうがおすすめです。

革靴の縫い目の種類


続いて革靴の種類二つ目は革靴の縫い目の種類です。革靴の縫い目は大きく分けて4つあります。

  • プレーントゥ:フォーマル・ビジネスにおすすめ
  • ストレートチップ:フォーマルな場におすすめ
  • ウイングチップ:プライベートにおすすめ
  • Uチップ:プライベートにおすすめ

なぜ縫い目にこんなに種類があるのかというと、それは使っているうちにプレーントゥやストレートチップの革靴はしわが入りやすくなってしまうためです。

ウイングチップやUチップはしわが入りにくいデザインで足の指を傷める可能性が少ない革靴です。

合わせて読みたい記事親指が痛くなるのは革靴の種類のせい?その理由とは

プレーントゥ


プレーントゥは靴の先端まで縫い目がなくシンプルなデザインが特徴の革靴の種類です。羽根は内羽根と外羽根の両方があるので、ビジネスで使いたい方は内羽根式のプレーントゥを選ぶとよいでしょう。

ただしメンテナンスをしっかりしないと革靴の先端に深いしわが入ります。

これは人間は歩くときにつま先部分を曲げて歩いているため、革靴の先端にしわが発生しやすくなります。

なのでプレーントゥの革靴はしわが入らないようにメンテナンスをきちんとしましょう。しわが入ると見た目が悪くなるだけはなく、そのしわが足の指に食い込んで指を傷める可能性があります。

合わせて読みたい記事プレーントゥ・ストレートチップの革靴にしわが起こらないメンテナンス方法

ストレートチップ


ストレートチップは縫い目が横に一線ある革靴の種類のことです。こちらもデザインがシンプルなので冠婚葬祭にも適していると言われる革靴の種類です。

プレーントゥと同様に、こちらの革靴も先端に深いしわが入りやすい傾向があるのでメンテナンスが必要です。

合わせて読みたい記事プレーントゥ・ストレートチップの革靴にしわが起こらないメンテナンス方法

ウイングチップ


ウイングチップは羽根が生えた天使のような形がしているおしゃれな革靴です。プレーントゥやストレートチップの革靴に比べてしわが入りにくく、比較的メンテナンスのしやすい革靴です。

しかし見た目が派手なので内羽根式でも外羽根式でもプライベートに使用を制限したほうがいいですね。ウイングチップを履いている男性はとてもカッコいいのでおすすめです。

Uチップ


Uチップは革靴の縫い目がUの字になっていることからUチップと呼ばれます。つま先がシャープのものが多くプライベート向きの革靴の種類です。

Uチップも比較的しわが起こりにくいのでおすすめです。

革靴の構造


革靴の種類にはほかにも靴紐を使わないモンクトラップやサイドゴア、一枚革で作ったホールカットなどの種類があります。

  • モンクトラップ:ビジネスならOK
  • サイドゴア:スリッポンと同じくプライベートに
  • ホールカット:羽根や縫い目次第

モンクトラップ


元々修道院の人が履いていたことからモンクトラップという名前がついています。靴紐で調整するのではなく、ベルトとバックルで固定する革靴の種類です。

紐に煩わしさを感じている方におすすめです。歩きやすくてビジネスでもおすすめです。

サイドゴア


革靴のサイドにゴムが入っていて、ゴムの圧着で調整するスリッポンの進化版のような革靴です。最近サイドゴアブーツが流行っていますが、革靴でも人気の種類です。

ただし利用するのはプライベートだけにしましょう。

ビジネスやフォーマルでの使用は控えたほうがおすすめです。

ホールカット


ホールカットとは一枚の革で完成させた革靴の種類です。一枚の革だけで革靴を作るのは大変高度な技術が必要で、値段も高い革靴が多いのが特徴です。

装飾もシンプルになりやすく、上品な革靴です。

ビジネスやフォーマルでも使えますが、サラリーマンであればわざわざホールカットの革靴を買う必要はないと思います。

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この記事を書いた人

Nakayamaのアバター Nakayama 代表取締役

2015年にインソールBiontechに出会い、インソールや足、靴の勉強を始めながら代理店としてスタートしました。当時は右も左もよく分からない状態でしたが、いろんな方の助言や指導を下にBiontechの拡販と行っております。
執筆については代表の私が直接執筆しております。
他にも写真撮影やレビューなどを行っております。
インソールを8年販売してきた経験からインソールや靴、足に関するコンテンツの作成と監修を行っております。

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