真っ白い靴を履いているといつの間にかに色が黄色く変色してしまうことがあります。また白以外のスニーカーも色が変わって困る方も多いはず。そこで今回は靴が変色する原因とその対処法についてご紹介いたします。
靴が変色する原因とは
単純に靴の変色や色抜けと言っても、その原因は様々です。
- クリーニングによる化学変化
- ガスやストーブによる色焼け
- カビ
それぞれの項目についてみていきましょう。
クリーニングによる化学変化
これは自身で靴やスニーカーをクリーニングするときによく起こる現象です。靴を洗うときに使う洗剤がアルカリ性であると、紫外線と反応して黄色く変色するため、靴についているアルカリ性が原因で変色してしまいます。
特に靴を洗って天日干ししていると紫外線によってどんどん変色してしまいます。
幸い洗剤が変色しているだけですので、また洗うことで白い元のきれいな色に戻すことができます。
ガス焼け
ガスによる化学変化によって色が変色してしまう症状です。わかりやすい例でいうと、自動車の排気ガスによって変色してしまう例です。また靴を乾かすためにストーブやコンロの前に干しておくと、燃焼したときに出てくるガスによって変色してしまいます。
干す場合は日陰干しでコンロやストーブがないところで行いましょう。
カビ
しばらく眠っていた靴が変色してびっくり!こんな時は靴の表面にカビが生えたことによって変色してしまっています。
カビを取ることで変色を戻すことができますが、一度ついたカビは頑固に取れにくくなっているので、自分でクリーニングしても色が戻りにくいことが多いです。
おすすめは靴専門のクリーニング店に依頼する方法です。今は宅配で靴を届けてクリーニングしてくれるサービスもありますので、店舗に来店しなくても大丈夫です。
変色を戻す方法
それでは変色を戻す方法についてご紹介いたします。スニーカーの生地が変色しているのか?それともラバーソールが変色しているのか?で若干方法が変わりますのでご留意ください。
ラバーソールの黄ばみを取る
まずはラバーソールの黄ばみを取っていきます。用意するものは
- カビキラー、ワイドハイター
- ブラシ
- ラップ
- スポンジ
です。カビキラーは安く購入できますので用意しておきましょう。ブラシは硬いものを使うとソールを痛めてしまうことがあるので、シューズ専用のブラシを使うようにしましょう。おすすめは激落ちくんです。
手順①洗剤とカビキラーをブラシに塗って、ラバーソールを磨く
初めに家庭用洗剤を使って変色している部分に洗剤を塗っていきます。
次にカビキラーを同様に塗っていきます。塗り残しがないように注意しましょう。
手順②ラバーソールにラップをまく
ラバーソール全体にラップをまいて一日放置します。密着するように空気を抜いて巻いてください。
手順③ブラシで磨く
一日置いたらもう一度ブラシを使って磨きます。この時に取れきれなかった場合はもう一度手順①から行ってください。
また重複になりますが、ブラシでラバーソールを傷つけないように注意しましょう。
スニーカーのアッパーの黄ばみ取り
次にスニーカーのアッパー生地の黄ばみを取っていきます。黄ばみを取る方法は、漬けおきする洗剤の種類があります。どれを使ってもいいですが、おすすめはお酢を使う方法です。まずは必要なものを用意しましょう。またお酢は身近にあるので用意しやすいですが、臭いがついてしまうことがあるのであまりおすすめしていません。また除光液は?という声も多いですが、効果が薄いのでおすすめできません。
- ブラシ
- オキシクリーン、お酢、重曹・クエン酸など
- ボウル
- 家庭用洗剤
手順①ぬるま湯に15-20分つけておく
黄ばみの原因となる成分を取れやすくするために、まずは靴やスニーカーを15-20分ほどぬるま湯につけておきます。ぬるま湯は靴が傷まない温度50℃くらいでOKです。
手順②洗剤を使って洗う
家庭用洗剤をブラシにつけて洗っていきます。洗い終わったら洗剤が残らないようにしっかりすすいてください。残っているとまた黄ばみなど変色してしまいます。
ぬるま湯とオキシクリーンなどで漬け置き
次にお酢や重曹、オキシクリーンを使って2-3時間ほど漬けおきます。オキシクリーンを使う場合は、使用できる靴がありますので注意してください。
・革製品
・合成皮革
・ウール
・麻
・金属
長い時間漬けおきしているとさらに変色してしまう可能性があるので注意しましょう。
手順④日陰干し
最後に日陰干しします。1日ほど日陰干しすれば十分乾くかと思います。くれぐれも日光に当たらないように注意しましょう。
臭いがついていないかチェック
乾燥がうまくいかないと嫌な生乾きのようなにおいがスニーカーや安全靴についてしまうことがあります。
これは水分によって繁殖する雑菌によって引き起こされます。一度匂いがついたものはもう一度洗濯して取り除くのがおすすめです。また乾燥がどうして心配な方は殺菌できる靴の乾燥機を使うのがおすすめです。洗っていなくても毎日使っても大丈夫なので、立ち仕事で靴を使う機会が多い方はぜひ購入してみるといいでしょう。
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